東京11R 天皇賞・秋・GI

今週はゆっくり競馬欄を見る時間が出来た。けど、ここしばらくきっちり新聞を検討して馬券を買う、ということをしてなかったせいか、「一体自分は何を基準に決めていたのか?」としばし悩む。


まずは1秒以上負けているレースを消し、さらに条件の違うレース(今回が芝ならダート、今回がダートなら芝、距離で+ー400m以上のもの)を消し、競馬場実績、距離実績をチェックし、持ち時計もチェック。さらに斤量、馬体重の増減、レース間隔もチェック。
そうして数頭を絞り込み、中でも一番買いたい馬を軸かアタマにする。あんまり人気している馬なら、パドックを見て、選んだ中で人気薄なのに状態のいい馬をワイドや3連複の軸にする。
確かそうやって馬券を買っていたような・・・


前まではかなり集中して馬柱を検討していたのに、今日は全然集中出来ず。「あ、これもよさそう」「こっちも悪くないんでは」「それよりこっちのレースを買う方がいいのかしら・・・」


そんなオロオロしていた状態から一気に抜け出せたのは、天皇賞・秋パドックで一頭の馬が図抜けてよかったから。見た瞬間、「あ、もうこれしかない」って思った。
それがダイワメジャー
ダンスインザムードハットトリックもぴかぴかしていたし、コスモバルクローエングリンも実に落ち着きがあってよかった。でも、ダイワメジャーとは全然違う。全馬を圧倒する迫力、雰囲気、風格。本当にすばらしかった。


だからその後に出てきたアドマイヤムーンには、まったく魅力を感じなかった。パドック解説の人は「この中に入ると線が細い」って言っていたけれど、私は格が違うと思った。印は打っていたけれど、買う気になれなくなったもん。


で、ぱらぱらっと馬連も買ったけれど、とにかくダイワ単勝を厚く買いました。


スタート後、一番びっくりしたのが、「コスモバルクが折り合ってる!!!」ってこと。あんなバルク見たことないし、本当にバルクなの!?って感じ。やんちゃな方がよかったのか、今回は0.3秒差の4着に破れたけれど、これでいいのか、どっちなんだろう。私はやんちゃな方が好きだったけど。


4角回って最後の直線、またしてもダンスとの叩き合いになるのかと思ったら、えらいすんなりダイワが先頭に立ったので、これまたびっくり。直線半ばで「勝った!」と思いました。先頭に立って気を抜いて、外からすぱーっと切れる馬に交わされる、とは思わなかった。ダイワって、早め先頭に立っても、気を抜かずにしっかり最後まで走る気がするから。


ダイワメジャーミルコJが乗って皐月賞を獲ったときから好きだったんだけど、今日は本当に惚れちゃった。
SS×NTマイラーだ、と思っていたけれど、2000mくらいまではいけるね。パドックですらりとして、胴もゆとりがあって、マイラーには見えなかったし。ただ、JCはちょっと厳しいかなぁ。この後が宝塚記念で2200m走るなら、絶対買いだけど。
それにしても、「SS×NTマイラー」という、私の中でのちょっとした血統馬券術が崩れ去ってしまいました。でもちゃんと馬券は獲りました。単勝は馬券の基本ですから。